FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

理想的な皮肉

1963年11月4日。
アルバムも2枚出し、イギリス国内ではトップに数えられるようになったころだ。
ビートルズは、一流の芸能人たちが王室のお歴々の前で演じる
「ロイヤル・バラエティー・ショー」に出演した。
ロンドンのプリンス・オブ・ウェールズ劇場である。
当時の映像を見ると、ジョン・レノンは最後のナンバーである3曲目の
「ツイスト・アンド・シャウト」の前に
ちょっといたずらっぽい笑みを見せ(ちょっと迷いもあったかもしれない)、
そしてマイクに向かって言った。

「次の曲では、
安い席の方々は手をたたいてください。
あとの方々はご自分の宝石を
チャラチャラと鳴らしてください」

会場はどっとわき、新聞も一斉に取り上げた。
こうした権威に対する風刺、皮肉はジョンの真骨頂だったし、
ビートルズの特徴でもあった。それは曲作りにも表れている。

彼らの生まれ育ったリバプールは、古来対岸のアイルランドと密接な交流があり、
その血筋が多い。司馬遼太郎は『街道をゆく』シリーズの『愛蘭土紀行』で、
ビートルズの発言とアイルランド人に流れる風刺の血に触れている。
アイルランド人が吐き出すウイットやユーモアはこんなふうだという

「……相手はしばらく考えてから
痛烈な皮肉もしくは
揶揄(やゆ)であることに気づく。
相手としては決して大笑いできず、
といって怒りもできずに、一瞬棒立ちになる」


ビートルズの愉悦


tumblr_ksula6oKGO1qa0pdbo1_500.jpg

RSSリンクの表示

QRコード

QRコード

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。